AIの表の合計が合わないとき、すべてを一から計算し直す前に、まず各ステップの計算式を出させましょう。間違いはたいてい1〜2行にあります。AIは表を作るのが速い反面、多段階の計算こそ最も間違えやすいところです。
ステップ1:計算式を出させる
「合計だけでなく、各行の計算式と途中結果を列挙してください」と直接伝えます。計算過程が見えたら、加減の向きが逆になっていないか、単位が混ざっていないか(円と万元の混同が典型です)、同じ数字を二重に数えていないかを確認します。
ステップ2:重要な行だけ自分で検算する
全行を検算する必要はありません。金額が最大の行、手で修正した行、合計の半分以上を占める行の3種類に絞ります。この3種類を照合すれば、8割の間違いが見つかります。
ステップ3:大きな表は分割して計算する
20行を超える表は、一度に全部計算させないことです。月別や部門別に小分けして計算し、小計を合計させます。区切りが小さいほど、途中で数字を落としたり行を取り違えたりする確率が下がります。
重要な数字は別のツールで検算する
経費精算、見積、給与に関わる数字は、最後に必ず表計算ソフトや電卓で検算してください。AIの表は下書きや枠組みには向いていますが、最終的な帳簿には向きません。「AIが作り、ツールが検証する」習慣は、モデルを替えるより効果的です。