ChatGPTの検索に近いクエリの量は、いまやGoogleの約5分の1に達した。これはOpenAI自身の主張だ。2026年11月2日、ChatGPTの消費者向け製品を率いるAdam Fry氏がニューヨークのイベントでジャーナリストのAlex Kantrowitz氏にこの数字を明かし、インタビューは11月3日にBig Technologyに掲載された。同じ場で同氏は、ChatGPTの週間アクティブユーザーが12億人に達し、2カ月で約2億人増えたこと、音声機能の週間ユーザーが2億5000万人であること、チャットと仕事の体験を一つに統合する計画も述べた。
鍵となるのは数え方だ。Fry氏の定義では、ウェブ検索を引き起こす質問はすべて1回の検索として数えられるため、1回の会話が複数回カウントされることがある。OpenAIは元データも期間も方法も公表しておらず、Google側の数字の出どころも説明していない。したがって5分の1は市場シェアではなく、「Googleのトラフィックの5分の1がChatGPTに移った」と読むこともできない。
独立した推計ははるかに低い。検索データ企業のseoClarityは2026年10月、ChatGPTの1日あたりの検索活動をGoogleの約7.5%と推計した。Ahrefsは2026年2月に約12%と推計した。Ahrefsの同時期の数字では、ウェブサイトへのリファラルトラフィックの約40%がGoogle経由で、ChatGPTは0.21%にとどまり、Googleが送る訪問者はChatGPTの約190倍になる。Googleも止まってはいない。10月下旬の決算説明会で、検索クエリの伸びは5年で最速だと説明した。
方向性は本物だが、数字は割り引いて読むべきだ。ますます多くの質問がまずチャットボットに向けられることに異論はない。しかし20%はOpenAIの最も広い数え方による上限であり、第三者の推計はその半分以下だ。サイト運営者にとって、Googleは依然として圧倒的に大きな流入源であり、ChatGPTは成長中の第二の入口であって、まだ対等なライバルではない。