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Exa Agent Ultra:徹底調査を「やり尽くす」モードに、コストはドル建てで上限付き

Exa Agent Ultra:徹底調査を「やり尽くす」モードに、コストはドル建てで上限付き

AI情報 • Admin • • 1 回閲覧

Exa Agent Ultra は、AI 検索企業の Exa が 2026 年 9 月 26 日に公開した Agent API の最上位「effort(努力度)」設定です。effort パラメータを ultra にすると、エージェントは「やり尽くさなければならない」タスクに最大の計算資源を投下します——大規模なリスト構築、エンティティ情報の補完、数千の情報源を掘り尽くす必要がある難問が対象です。速さを狙うのではなく、徹底さを狙うモードです。

1つの問いから数千の情報源へ:どう動くのか

Ultra の動作方式は、タスクをサブタスクに分解し、並列のサブエージェント(subagents)を編成して複数の領域を同時に調査すること。各ステップの要件に応じて、最先端モデルと高速・低コストなモデルを使い分けます。Exa が提供する中で最も計算資源を消費し、最も時間のかかるモードです。典型的な複雑タスクは約 30 分で完了し、極めて難しいタスクは最大 3 時間かかります(maxDurationSeconds は 300〜10800)。呼び出しはすでに利用可能です。Exa API で effort="ultra" を指定するだけで、OpenAI の /responses インターフェース(reasoning.effort="ultra")にも対応しています。注意点として、オープンウェイトではないためセルフホストはできません。

料金と対象ユーザー:1〜100 ドルのコストスイッチ

課金は標準の Agent 利用量ベースです。1 回の実行あたりの上限はデフォルト 20 ドルで、1〜100 ドルの範囲で調整できます(maxCostDollars)。早く終われば実際の利用量分だけの請求です。SDK のポーリングはデフォルトで 1 時間のタイムアウトなので、公式は延長するかストリーミングへの切り替えを推奨しています。Exa が挙げる対象ユーザーは 3 種類。モデル開発者(学習データの組み立て。ある技術の論文とリポジトリを網羅的に収集するなど)、金融(デューデリジェンス用の市場マップ、KYC、ポートフォリオ監視)、海外展開・マーケティングチーム(顧客リストの構築と情報補完。各結果に出典 URL が付きます)。既存のリストを渡して拡充することも可能で、渡した行は自動的に除外されます。

ベンチマークは華々しい——ただし全てベンダー発表

公式発表の成績表は確かに見事です。WANDR(Perplexity の 500 件の広く深いデータ収集タスク)では soft recall 81.4%。Opus 5.5 を相対値で 12.6% 上回り(絶対差は 9.1 ポイント)、タスク単価は Opus 5.5 の半分でした。DeepSearchQA(Google DeepMind の 900 件の多段階検索プロンプト)では F1 93.9% で Perplexity を 4.7% 上回り、WideSearch では行レベル F1 58.9% で Perplexity を 5.2% 上回り、4 システム中でタスク単価が最も低かったとしています。Company Find-All では 1 タスクあたり平均 2,451 件の適合エンティティを返し、Opus 5.5(146 件)の約 16.8 倍でした。ただし出典ははっきりさせておきます。上記はすべて Exa 自身の発表によるもので、比較対象の競合はいずれも最高 effort 設定で実行されており、これらの数字はまだ第三者による再現を経ていません。

「徹底」に初めて値札が付いた

ディープリサーチは「答えを出す」から「やり尽くして列挙する」へと変わりつつあります。Ultra の価値は、「徹底さ」を予算に応じてオン・オフできる API パラメータに変えたことにあります——1〜100 ドルのコスト上限です。これこそが企業が安心して使える鍵です。性能の上限と支出の上限を同時に枠にはめられるからです。ただし、第三者による再現結果が出るまでは、この成績表は能力の上限を示す参考線として扱い、調達判断の根拠にはしない方がよいでしょう。

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