シャオミAIグラスは標準版が1999元からで、2026年10月には公式ストアで1699元からに値下がりし、中国国内で買えるカメラ付きAIグラスとしては最も安い製品です。結論はこうです。中国にいて、日常的に中国語を話し、写真が撮れて、音楽が聴けて、シャオアイトンシュエ(小愛同学)に話しかけられるメガネがほしい人には、買う価値があります。国外にいる人や、レンズにディスプレイがほしい人は、ここで検討を終えてください。
最大の売りは、かけていても不自然に見えないこと
重さ40グラムのメガネであってヘッドセットではありません。かけたまま外を歩いても違和感がありません。1200万画素のカメラはテンプルに内蔵され、スマホを取り出さずに一人称視点の写真や短い動画を撮れます。Snapdragon AR1チップと263mAhバッテリーで、公式の混合使用時間は8.6時間。Ray-Ban Metaの約4時間の2倍です。スピーカーはテンプルに隠れており、音楽も通話もナビもイヤホンなしで使えます。音声でシャオアイトンシュエを呼び出し、天気を確認したり、リマインダーを設定したり、道路標識を翻訳したりできます。日常使いには十分です。エレクトロクロミック版は2699元からで、レンズの色をワンタップで切り替えられ、サングラスと普通のメガネが1本にまとまります。
最大のハードルは価格ではなく、地域と言語
中国大陸でのみ販売されており、AIサービスはシャオミの中国国内クラウドで動き、シャオアイトンシュエが理解するのは中国語だけです。国外で買っても、アシスタントや翻訳といった中核機能はほとんど使えません。レンズ内にディスプレイはなく、ナビや日程、通知は見るのではなく聴くものです。画面がほしい人は、レンズに画面があるMeta Ray-Ban Displayのようなディスプレイ付きモデルに買い替える必要がありますが、そちらはバッテリーと価格の計算が別物です。動画撮影には手ぶれ補正がなく、歩きながら撮ると画面が揺れます。QRコード決済などの機能は今後のOTAアップデート待ちなので、宣伝されている将来の機能をあてにして買ってはいけません。
向いている人と、向いていない人
毎日メガネをかけ、日常生活をよく写真に撮り、すでにシャオミのスマホやスマートホームを使っている人に向いています。写真が撮れて音楽が聴けるメガネが1699元なら、高くありません。向いていないのは3つのタイプです。海外にいる人や中国語を話さない人。AR表示でナビをレンズに映したい人。そしてプライバシーを気にする人で、職場や学校でカメラ付きメガネをかけることに抵抗がある人です。買う前に2つ確認してください。中国国内で使うこと。そして、これは「写真が撮れるメガネ」であって、「顔につけるスマホ」ではない、と受け入れることです。