AIテレビは買う価値があるか。結論を先に言うと、テレビで作品を探すことが多く、高齢の家族や子どもも使うなら、使いやすい音声操作と手間のかからないシステムのためにお金を出す価値がある。画質だけが目当てで、年に数回しかテレビをつけないなら、「AI」という言葉にお金を払う価値はなく、パネルと画質処理チップにお金を使うべきだ。テレビは長く使う耐久消費財であり、まずテレビの見方に合わせて選び、そのうえでAIが何を加えたかを見るべきだ。
本当の売りは作品探しと手間の削減
最も役立つAI機能は、画質の宣伝ページに並ぶ言葉ではなく、声をかけるだけで作品を探し、チャンネルを変え、音量を調整できることだ。ドラマを探すためにたくさんのアプリを行き来する必要がなくなる。コンテンツの集約も役に立つ。一度の検索で複数のアプリを横断し、どのプラットフォームで見られるかを比べられ、三つ四つのアプリを開くたびにかかる時間を省ける。ノイズ除去、フレーム補間、シーン認識による調整といった画質面のAI処理は、確かに低解像度の映像を少し見やすくできるが、パネル自体の弱点を直すことはできない。良いパネルに普通の処理を組み合わせた方が、AIの言葉をたくさん詰め込んだ質の低いパネルより、見ていて心地よいことが多い。
ハードルと代償を先に計算する
第一の代償はネット接続とアカウントだ。音声で作品を探すにはネット接続が必要で、家のネットワークが不安定だと、音声体験がまず損なわれる。第二は起動時の広告とシステムの通知で、消せない機種もあるため、購入前に店頭で確認し、展示機で実際に確かめること。第三はメモリとストレージが小さめなことで、2年使うとシステムが重くなり、アプリを数個しか入れられなくなる。プライバシーの計算もある。遠距離マイクは常にウェイクワードを聞いており、不安な人はマイクをオフにできるか、オフにした後で音声機能がどれだけ残るかを確認すべきだ。
買う・待つ・買わないの判断ルール
次の3つに当てはまれば買うべきだ。毎日テレビを見る、家族にリモコンでアプリを探せない人がいる、音声操作と集約検索のために差額を払う意思がある。画質だけが不足しているなら、大規模セールを待ち、パネルのグレードと画質処理チップで選ぶこと。AIの言葉のために余分なお金を払ってはいけない。買わない場合もはっきりしている。ほとんどテレビを見ない、パソコンやゲーム機をつないでディスプレイとしてしか使わない、家のネットワークが悪い、のいずれかだ。実機を確認するときは、同じ作品を3通りの言い方で声に出して探し、起動時に広告が出るか、システムをスクロールしてカクつかないかをその場で見ること。この3つに合格すれば、そのAIテレビは買う価値がある。