AIで生成された画像かどうかは、三つの手順で判断できます。まず拡大して手や文字、光、細部に破綻がないかを見て、次に元画像を探してファイル情報を確認し、最後に公式の検証ツールでコンテンツクレデンシャルや透かしを確認します。三つを終えても確認できない場合は、実際の写真として扱わないでください。
手順1:手・文字・細部を拡大して見る
現在の生成モデルでは、指が六本ある、指が余分にあるといった明らかな不具合は少なくなりましたが、文字は依然として弱点です。看板やポスター、本の背表紙の文字は、誤字になったり、ゆがんだり、意味のない記号になったりしやすいのです。光の当たり方が一致しているか、人物の輪郭、眼鏡の反射、背景の通行人、机や椅子の線が突然途切れたり溶け合ったりしていないかも確認しましょう。サムネイルではこうした問題を見落としやすいため、元のサイズで部分ごとに確認することに意味があります。ただし、細部が正常に見えても写真が本物だとは限りません。生成品質が高いほど、この手順で得られる手がかりは少なくなります。
手順2:スクリーンショットではなく元画像を確認する
スクリーンショットや繰り返しの転送、再圧縮は、ファイルに付随する情報を消してしまいます。判断する前に、できるだけ元画像を入手しましょう。ファイル情報を確認する際は、撮影設定、機器のモデル、作成日時がそろっているか、矛盾がないかに注意してください。現場で撮影したとされる写真に撮影情報がまったくない場合や、生成ツールを示す情報がある場合は警戒が必要です。同時に画像の逆検索を使い、最初にどこに現れたか、誰が公開したか、元の出典や撮影記録があるかを調べましょう。出所が不明で繰り返し転載される画像は、どれほどリアルに見えても未確認の内容として扱うべきです。
手順3:公式の検証ツールでクレデンシャルと透かしを確認する
コンテンツクレデンシャルはファイルに付随する来歴記録で、どのツールで画像が生成されたか、どのような編集を受けたかを示すことができ、公式の検証ページに元画像をアップロードすることで確認できます。GoogleのSynthIDは、ピクセルに隠された目に見えない透かしで、スクリーンショットや圧縮にも耐え、関連ツールで画像にその透かしがあるかを確認できます。OpenAIも、画像が同社が対応する来歴シグナルを含んでいるかを調べるコンテンツ検証ツールを提供しています。クレデンシャルや透かしが見つかれば生成元が確認できますが、見つからない場合は、そのツールが対応するシグナルを見つけられなかったというだけで、画像が実写である証明にはなりません。
結果が出なくても、写真が本物とは限らない
画像がAIで作られたかどうかを100パーセント断定できる方法はありません。クレデンシャルや透かしは編集や再保存の際に消えることがあり、すべての生成ツールがこうしたシグナルを書き込むわけではなく、視覚的な細部もモデルの進歩とともに見分けがつきにくくなっています。より確実なのは、複数の証拠を組み合わせて見ることです。細部、元画像の情報、検証結果、公開元が互いに裏付け合って初めて、その画像は信頼に値します。重要な証拠が欠けていたり矛盾したりする場合は、未確認として扱い、転送せず、ニュース画像としても使わず、必要に応じて公開元に元画像や撮影の証明を求めましょう。