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Eilikoのロボット玩具、会話データが無防備に:6.8万台分の記録が閲覧可能な状態

Eilikoのロボット玩具、会話データが無防備に:6.8万台分の記録が閲覧可能な状態

AI情報 • Admin • • 14 回閲覧

Eilikoは人と会話できる卓上ロボット玩具だ。米The Vergeが2026年10月15日に掲載した調査によれば、そのクラウドサービスはほぼ無防備だった。セキュリティ研究者のSammy Azdoufalは、世界で稼働中の約6.8万台分のバックエンドデータにアクセスでき、その中には1300万件を超える会話の断片を収めた全文検索可能なデータベースも含まれていたという。Azdoufalは以前にもDJIのロボット掃除機やベビーモニターで同種の欠陥を公表している。今回は、自分が玩具と交わしたばかりの会話を、システムからそのまま取り出して見せた。報道時点で、メーカーのEnergize LabはThe Vergeの取材要請に応じていない。

覗かれたのは会話記録だけではなく、一人ひとりのプロファイルだ

問題の核心はデータの中身にある。この玩具は会話を読み取り、利用者ごとに自動でプロファイルを作る。氏名、年齢、誕生日、職業、家族や友人、ペット、さらには性格の判断や感情の状態までが項目化され、メールアドレスやIPアドレスと一緒に保存されていた。最大の市場は米国で、3.1万件を超えるプロファイルが子どものものだ。カメラ付きの大型姉妹機種が撮影した子どもの写真は、暗号化されず公開URLに置かれていた。短い音声も一部保存されていたが、同社のプライバシーポリシーには、録音は処理完了後に直ちに削除すると書かれている。管理者アカウントのパスワードは、よくあるパスワード一覧に載るほど弱かった。家庭に入るネットワーク接続ロボットのプライバシー勘定はロボット掃除機の選び方でも一度計算したが、玩具の勘定はもっと重い。集めているのが子どもの言葉そのものだからだ。

最も危険なのは読まれることではなく、書き換えられることだ

情報漏えいだけでも十分に深刻だが、露出したのは制御権でもある。アクセス権を得た者は、玩具の背後にあるモデルの設定を変更し、子どもへの発言内容を左右できてしまう。「心の友達」として設計された機械が、見知らぬ誰かの書いた台詞を話し始めたら、被害を受けるのは最も見分けのつかない層だ。氏名・年齢・感情状態まで揃ったプロファイル自体、詐欺の標的選定資料としても使える。誰が落ち込んでいるか、誰が家族を信じていないかまで明記されている。これは「ログを少し多く保存した」不注意ではなく、覚えていなければ寄り添えないというコンパニオンAIの製品論理が、セキュリティなしに走った結果である。

すでに家にある場合、まずやるべき三つのこと

一つ目は、ネットを切って使うこと。Wi-Fiを切ってもどれだけ機能が残るかで、それが玩具なのか録音端末なのかが分かる。二つ目は、専用アプリの設定とプライバシーポリシーを確認し、データ削除の入口を探すこと。なければメーカーに書面で削除を求め、証跡を残す。三つ目は、子どもとの約束事として、本名・学校・住所を玩具に教えないこと。見知らぬ人に教えないのと同じ扱いにする。新しく買うときは、「会話データがどこに、どれだけの期間保存され、削除できるか」を、電池の持ちや音質と同じ水準の質問として聞くべきだ。答えられないメーカーの寄り添い玩具は、どれだけ可愛くても後回しでいい。

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