ToolNavs 便利なAIツールを発見
ツール投稿 ログイン
戻るAI情報
Cohere North 2 リリース:従業員ごとに token 上限を設定、企業エージェントはまず節約を学ぶ

Cohere North 2 リリース:従業員ごとに token 上限を設定、企業エージェントはまず節約を学ぶ

AI情報 • Admin • • 12 回閲覧

Cohere North 2 は 2026 年 10 月 5 日にリリースされた。エンタープライズ AI 企業 Cohere は同日、North 2 を発表し、公式には North プラットフォーム史上最大のアップグレードとして、15 以上の新機能を一度に提供し、セキュリティ、インテリジェンス、コストガバナンス、フルスタック制御を 1 つのエージェントプラットフォームに統合したと説明した。前世代の North は 2025 年 8 月に一般提供が始まり、企業の自社環境内にエージェントを導入することに重点を置いていた。今回 North 2 が補ったのはモデルの知能ではなく、企業の財務部門と IT 部門が最も気にする帳簿である。

最も実用的な新機能:従業員ごとに token 上限を設定

North 2 では管理コンソールに、ユーザーごと、チームごとに token 使用量を確認できる機能が追加され、管理者は支出上限と上限に近づいた際のアラートを直接設定できる。エージェントが企業内で稼働し始めると、使用量の請求が制御不能になることが一般的な懸念となる。繰り返しトリガーされる自動化フローは、一夜でチーム全体の月間予算を上回る額を消費しかねない。上限とアラートはエージェントに総スイッチを取り付けるようなもので、SiliconANGLE などの業界メディアが「token 支出上限」をタイトルに掲げた理由もここにある。

もう 1 つの細部として、プラットフォームは Cohere 自社モデルに縛られていない。企業がサードパーティモデルを接続した場合でも、同じ使用量統計とコスト制御がそのまま機能する。コストガバナンスが自社モデルにしか効かなければ、大企業は決して買わない。この 1 点が、North 2 の帳簿機能がプラットフォームレベルの能力であり、自社モデルを売り込むための付属品ではないことを決めている。

エージェントは個人の手作りから全社共有の資産へ

前世代の North では、エージェントは作った本人が使うものが大半だった。North 2 では、従業員が自然言語の一文の説明でエージェントを生成し、組織全体に共有できるため、他の人が車輪の再発明をしなくて済む。新しく加わった Skills は再利用可能な処理ロジックをスキルとしてパッケージ化し、さまざまなエージェントが繰り返し呼び出せるようにし、Libraries は組織全体で共有するドキュメントや素材を保管する。エージェントはセッションをまたぐ記憶も獲得し、毎回ゼロからコンテキストを理解する必要がなくなり、多段階タスクの実行時には重要な節目で人を呼び戻して確認させることができる。

成果物の生成もより直接的になった。チャットウィンドウの中でプレゼンテーション、ダッシュボード、ドキュメント、さらには軽量アプリケーションまで生成でき、あらかじめ用意されたテンプレートとドラッグ&ドロップ式のフロー構築ツールが反復作業を自動化フローとして固定し、実行効果はリアルタイム指標で確認できる。コネクタライブラリには Slack、GitHub、SharePoint、OneDrive が新たに加わり、PitchBook、S&P Global、FactSet などの金融データソースは接続計画中である。

ガードレールとデプロイを同時に引き締め、売りは変わらず「データは外に出ない」

ガバナンス機能は管理側に集中している。システムは個人識別情報をスクリーニングし、プロンプトインジェクションの試みをブロックし、各エージェントの動作を許可された範囲内に制限する。企業エージェントのリスクはもはや想定上の話ではない — Databricks Genie は悪意ある Skill によって 4 種類の制御を回避され、フィッシングやデータ流出に利用され得ることが公表されたばかりだ — North 2 がスキル、権限、監査を同じレイヤーでガバナンスするのも、まさにこうした事故への処方箋である。

デプロイ方式は Cohere の従来の売りを引き継いでいる。オンプレミス、プライベートクラウド、さらには外部ネットワークのない完全隔離環境でも実行でき、ゼロトラストフレームワーク、きめ細かなアクセス制御、監査可能な実行記録と組み合わせ、金融、医療、政府などデータを持ち出せない業界を主攻とする。

冷や水を浴びせるべき点は価格だ。Cohere は North 2 の具体的な料金を公表しておらず、上限を厳しく設定すると重いタスクの実行が遅くなるかどうかについても、公式データは示されていない。選定中の企業 IT にとって、North 2 の差別化はモデルではなく「エージェントを全社で自由に走らせられるかどうか」にある。他社がエージェントにどれだけのことができるかで競う中、Cohere が今回競っているのは、事故が起きる前に制御できるか、請求書が出た後に説明できるかである。

おすすめツール

もっと見る