Cursorのアプリ構築は、小さな社内ツールを素早く作って同僚と共有するのに向いています。11月5日に公開されたこの機能はクラウドエージェントが担い、アプリの構築、データベースの設定、ログイン、上線・共有までCursorの中で完結します。外部の顧客に直接販売する製品を作るためのものではありません。まず有料プランに入っていることを確認してから始めましょう。
- Cursorを最新版に更新し、クラウドエージェントを開いて、一文で作りたいものを伝えます。たとえば「チームがバグ報告を提出して進捗を追跡できる社内アプリを作って」です。
- クラウドエージェントがアプリの原型を作ります。データを保存する必要がある場合はPostgresデータベースを自動で用意し、ログインはCursorのシングルサインオンで行われるため、自分でアカウントの仕組みを繋ぐ必要はありません。
- プレビューで中心的な流れをクリックして確かめます。提出、閲覧、ステータス変更がすべて動くことを確認し、問題があればチャットでエージェントに修正を頼みます。
- Webアドレスを選び、セキュリティチェックに通ってから公開を押します。共有できるリンクが手に入るので同僚に送ると、相手はCursorアカウントでログインして使えます。
- 公開後も変更を続けて再公開でき、古いリンクはそのまま変わりません。
先に押さえておきたい3つの制限
第一に、この機能はクラウドエージェントでのみ提供され、ローカルエージェントでは使えず、無料プランにも含まれません。第二に、コードのリポジトリはCursor OriginかGitHubにしか置けず、GitLab対応はまだこれからです。GitLabを使っているチームは移行を急がない方がよいでしょう。第三に、アプリは公開前にセキュリティチェックに通らなければならず、通らなければ公開できません。機密データを扱う場合や公開アクセスを伴う場面では、事前にコンプライアンス要件を確認してください。公式はホスティングの単独料金や利用上限を公表していません。
共有方法は 3 段階あります。指定した人だけ、チーム全体、あるいは公開リンクです。Team プランと Enterprise プランでは公開共有が既定でオフになっており、管理者が管理画面で有効化する必要があります。個人プランでは公開共有が可能で、閲覧者は Cursor へのログインなしで開けます。公開前には必ず 4 項目のチェックが走ります。アプリのファイルに秘密情報が含まれていないか、認証情報ファイル、.env ファイル、ソースマップがないかを確認し、問題が見つかれば公開できません。
最も向いているのは社内ツールです。バグ追跡、イベント申込、座席配置、入社チェックリスト、データダッシュボードなど、要件が明確で利用者が同僚であるものです。対外向け製品、複雑な権限レベル、高並行アクセスが必要なサービスを一気にまかなうことは期待しないでください。まず本物の小さなニーズで一度試し、流れが回ることを確認してから、ほかの社内ツールを移すかどうか決めましょう。