PPTアウトライン用プロンプトが担うのは、発表前にいちばん時間のかかる工程です。文書もデータも会議メモも手元にあるのに、どうページに分けるか、各ページで何を語るかが決まらない。以下のプロンプトを資料と一緒にチャットAIへ貼れば、長い散文ではなく、そのままスライド化できるページ別アウトラインが返ります。1ページに結論型タイトル1つ、要点は3つまで、図表向きのページには印も付きます。丸ごとコピーし、角括弧の中身を自分の状況に置き換えるだけです。
まずコピー:PPTアウトライン用プロンプト全文
あなたは構造化した表現が得意なプレゼン原稿コンサルタントです。報告資料が一式あるので、PPTのページ別アウトラインに整理してください。まず渡した情報をすべて読み、ルールに従って出力してください。逆質問はしないでください。
基本情報:
1. 報告テーマ:[例:第三四半期のユーザー成長レビュー]
2. 聞き手:[例:部門責任者と協力チーム]
3. 報告の目的:[進捗報告/リソース要請/問題の振り返り/方案紹介のいずれか、または自由記述]
4. 分量:全[8]ページ程度、発表[10]分
分割ルール:
- 1ページ目はタイトルスライド。テーマと副題を1行だけ書き、副題には「この報告で最も覚えてほしいこと」を明示する。
- 1ページ1主張。ページタイトルは「プロジェクト背景」「データ分析」のような空の見出しではなく、結論の一文で書く。
- 要点は1ページ3つまで、1行ずつ。結論を先に書き、それを支える数字や事実を続ける。
- 図表で見せた方がよいページには、要点の後に[推奨図表:棒グラフ/折れ線グラフ/比較表]と記し、横軸と縦軸に何を置くかも書く。
- 資料にないデータは作らない。不足箇所は[データ不足:××の補充が必要]と書く。
- 最終ページは必ず「次のステップと支援が必要な事項」とし、各項目に担当者と期限を書く。資料にない場合は未定と明記する。
出力形式:「第Xページ|タイトル」の順にページごとに出力し、タイトルを先に、要点を後に書く。アウトライン以外の説明は出さない。
以下が資料です:
[文書、データ、会議記録をここに貼る。長い場合は段落に分け、段落間を1行空ける]変数の入れ方と、間違えたときに起きること
- 報告テーマ:「業務報告」のような広い言い方ではなく、具体的な出来事を書く。テーマが狭いほど、ページ分割がぶれません。
- 聞き手:詳しさの基準になります。直属の上司への報告なら背景説明は省けますが、部門横断の聞き手にはタイトルの次に背景ページが1枚必要です。
- 報告の目的:目的ごとに順序が変わります。リソース要請なら問題とコストを前に出し、要請を最終ページに隠さない。問題の振り返りなら、原因ページを対策ページより前に置きます。
- 分量:ページ数と分数を対応させます。目安は1ページ1分。資料が多いときは、ページ数を増やすより同種のページを統合させましょう。
- 資料の貼り方:要約せず、元の資料をそのまま貼ります。要約すると、ページ分割に最も必要な数字と細部が落ちてしまいます。
資料がまだ1週間の流水メモの段階なら、先に週報用プロンプトで成果と数字のある文章に整理してから貼ると、分割の精度が大きく上がります。
出力のイメージ:資料の一部が2ページになるまで
資料の抜粋(例示):第三四半期の新規ユーザーは12.4万人、前期比18%増、主因はショート動画チャネル。既存ユーザーの再購入率は31%から27%へ低下し、サポートへの声は発送の遅さに集中。
出力の抜粋:
第2ページ|第三四半期の新規ユーザーは18%増、増分の主因はショート動画チャネル<br>- 新規ユーザー12.4万人、前期比18%増<br>- ショート動画チャネルの寄与が最大。具体的な比率は[データ不足:チャネル別新規数の補充が必要]<br>- [推奨図表:棒グラフ、横軸に各チャネル、縦軸に新規ユーザー数]<br><br>第3ページ|再購入率は4ポイント低下、最も多く挙がった理由は発送の遅さ<br>- 再購入率は31%から27%へ低下<br>- サポートの声の中で、発送の遅さが最も多い不満点
出力中のデータ不足の印は、手抜きではなく「スライド化の前に補う数字」の合図です。AIに推測させず、自分で数字を埋めてから次へ進みましょう。
アウトラインを受け取ったら、この2文で追う
アウトラインは骨組みにすぎません。作り直すより、追質問の方が速く済みます。ページ番号を変えてコピーしてください。
第2ページと第3ページを口頭発表用の原稿に展開してください。1ページ約120字、口語で。要点の繰り返しは避け、要点の背後にある理由と具体例だけを語ってください。聞き手の立場でこのアウトラインを確認してください。背景が伝わる前に出てくるページはどれですか。統合できる2ページはどれですか。説明は最小限にし、修正後のページ順だけを提示してください。ページタイトルが結論らしくならないときは、全体を再実行せず「すべてのページタイトルを結論文に書き換えて」とだけ頼めば十分です。
スライド化の前に、自分で通す3つの関門
- 数字の関門:アウトライン内の数字はすべて資料と照合する。前期比と前年比の取り違え、単位の混同、とくにパーセントとポイントの混同が起きやすい箇所です。
- ページ数の関門:1ページ1分で黙読リハーサルをする。超過したら早口で補わず、ページを統合する。聞き手が追いつけなければ、内容が濃くても伝わりません。
- 機密の関門:対外発表では、社内コード名、未公開データ、顧客の実名を図にする前に置き換える。AIへ資料を貼る前にも同じ伏せ方をしておきましょう。